D-18タイプ・アコースティックギター製作その4~ネックブロック・エンドブロック~
ネックブロックはマホガニー、L字にすることでネック起きを抑止する効果があります。エンドブロックはバーチ合板(12mm厚)です。バーチ合板は強度があり木目が互い違いに積層されているので割れにくく、万が一の際のリスクを減らすことができます。
別のギターの写真ですがネックブロックと横方向の一番強いブレース(upper transverse brace)が一体となってネックが起き上がろうとする力を支えているのが分かります。また指板よりも幅が広いブロックにすることで指板が乾燥により収縮しても表板が割れるのを防ぐ効果もあります。
エンドブロックはエンドピンやジャックの取り付け部となる中央のみを残し、表板・裏板と接着する部分はライニングと同じ厚みになるように整形します。これによってエンドブロックの余計な重量を落とし、表板・裏板の振動面積を確保します。