小型CNCルーターShapeoko 3 XL 導入しました~組み立て、動作確認編~
アメリカから届いたShapeoko 3 XL。巨大な段ボールを西濃運輸さんが配達してくれました。開梱するとこの様にパーツごとに分けられています。六角レンチなどの必要な工具もすべて入っています。
オンラインマニュアルが下のリンクから確認できるので見ながら組み立てていきます。すべて英語ですが写真と自動翻訳で大体わかると思います。
動画も事前に見ておくと大体の流れが分かります。
Shapeokoは細かい部分が常に改良されていて、最新のアップデートやオプションのZ plusに関する部分は印刷されたマニュアルが付属しますのでそれを参考にします。
とくに難しい部分はなく半日あれば組み立てられると思います。X軸、Y軸のレールを取り付けるネジ穴が少しズレていてそのままでは取り付けにくかったので各プレート側のネジ穴をリーマーや棒ヤスリで拡張しておくと作業がしやすいです。
Y軸レール取付ネジ、前後左右の合計16本。
X軸レール取付ネジ、左右8本。各部のねじは少し緩めに締めておき最後に微調整します。フレームとレールが組みあがったら駆動用のベルトを張って、エキセントリックナットの締め具合の確認も忘れずに行います。
最後に配線作業です。ケーブルはドラッグチェーンの中にあらかじめ収められていて、コネクタは差し込むだけなのでハンダ付けは必要ありません。
この基板ですが新しい物でまだ設計が煮詰まっていないらしく、ケースのふたを閉めると配線が干渉します。こちらの掲示板にも同じ書き込みがあります。ケーブルが切れるほどではなかったのでとりあえずそのまま使っています。
全て出来上がったら動作チェックをします。安全のためトリマーの電源は抜いておきます。Shapeokoを動かすためのソフト Carbide MotionをダウンロードしてPCにインストールしておきます。機械とPCをUSBで接続します。
ソフトを立ち上げてCONNECT TO CUTTERをクリック
右上のSETTINGSをクリックしてプルダウンメニューから自分のShapeokoに合わせて内容を選択しSend Configuration Dataをクリックすると機械にデータが送られます。30秒くらいかかります。もしBitSetterを購入していても最初は操作が面倒になるので、チェックを入れない状態にしておいたほうが良いと思います。
INITIALIZE MACHINEをクリックするとまずZ軸が上に、Xが右へ、Yが一番奥まで動きリミットを検知します。
これで初期設定が完了します。いきなり刃物を使うのは危険なのでまずはトリマーにマジックペンを括り付けて字を書いて動作確認を行う、Hello Worldテストをします。データファイルと詳しい方法はこちらのリンクから入手できます。A4用紙をベースボードに貼り付けてJogを使ってペンの先端が用紙の左下、紙にちょうど届く高さに移動させたらSet ZeroをクリックしてXYZ軸の原点を指定、Gコードを読み込んでスタートします。
問題なく動作したらそのまま使用することもできますが、下の動画を参考にダイヤルゲージを使って微調整をすることでより正確に使用することが出来ます。
次回、使用方法編へ続きます。