VoyagerGuitarsのアコースティックギター製作考

アコースティックギター製作、ヴォイシング・タップチューニングその他いろいろ~ヴォイジャーギターズ~

2019-01-01から1年間の記事一覧

D-18タイプ・アコースティックギター製作その5~表板ブレーシング~

ブリッジプレートはローステッドメープル材を使用しています。サーモウッドとかトーリファイドと呼ばれる加熱処理材です。厚みは1.9~2.1mmこれも低音弦側を薄く、高音弦側を厚くしています。ブレーシング材はシトカです。グレーベン曰くマーティンはブレ…

D-18タイプ・アコースティックギター製作その4~ネックブロック・エンドブロック~

ネックブロックはマホガニー、L字にすることでネック起きを抑止する効果があります。エンドブロックはバーチ合板(12mm厚)です。バーチ合板は強度があり木目が互い違いに積層されているので割れにくく、万が一の際のリスクを減らすことができます。 別のギ…

D-18タイプ・アコースティックギター製作その3~横板~

横板の厚みは2.0mmを基準に曲げやすい材や形であれば2.2mmくらいまで、杢の入った材やくびれのきつい形であれば1.8mmくらいまでで調整します。プレーンのマホガニーにドレッドノートなので2.2mmです。 曲げはシリコンラバーヒーターとサイドベンダー…

D-18タイプ・アコースティックギター製作その2~表板と裏板の厚み~

表板材はルッツスプルース、横板・裏板にはホンジュラスマホガニーを使用します。表板と裏板はジョイントしたらある程度の厚みにして表側になる面だけ#150で仕上げてウッドシーラーを薄めに希釈した物をウエスで塗ります。これを塗っておくとロゼッタやバイ…

D-18タイプ・アコースティックギター製作その1~設計図公開、コンセプト説明~

先日のハンドギタークラフトギターフェスで「ブログ見ています」という方が思いのほかたくさんいらしてうれしい限りです。久しぶりの新企画です。 D-18タイプの製作を通して、製作手法、考え方、具体的な寸法などをシェアしたい思います。正直、あまりにも…