VoyagerGuitarsのアコースティックギター製作考

アコースティックギター製作、ヴォイシング・タップチューニングその他いろいろ~ヴォイジャーギターズ~

小型CNCルーターShapeoko 3 XL 導入しました~購入編~

先日、小型のCNCルーターを導入しました。少し前まではCNCルーターと言えば大型で1台、数百万円~億の世界で個人工房には無縁の存在でした。また動かすのに必要な3D CADソフトやCAMソフトも高額でした。しかしここ数年のデジタルファブリケーションの進化は目覚ましく個人でも手の届く機種が出てきたので導入に踏み切りました。予算内に収まる機種の中でC-beam Xlargeと最後まで迷ったのですが加工エリアが少し足りなかったのでCarbide3DのShapeoko XLを購入しました。

https://carbide3d.com/shapeoko/

3サイズあり縦横(X軸とY軸)の加工エリアがそれぞれ

Shapeoko 3 406mm×406mm
Shapeoko XL 406mm×838mm
Shapeoko XXL 812mm×838mm

XXLは大きすぎて工房内のスペースに収まらないためXLにしましたがそれでもフェンダー系のボディ・ネックを加工できる大きさ。高さ(Z軸)は3インチ(75mm)となっていますが、これは土台にする捨て板(Waste board もしくはSpoiler board)の厚みや材料の固定方法、使用するトリマーによっても変わります。

 X軸とY軸はベルト駆動で、Z軸は通常のベルト駆動のほかに剛性強化版のZ-plus(ボールスクリュー駆動)が購入時に選択できたのでそちらにしました。別売りでさらに剛性の高いHDZも用意されています。

トリマーも本体と同時にCarbide3Dオリジナルの物を購入。国内100V電源でも問題なく使用できています。付属のコレットは軸径1/4インチと1/8インチのビット用なのでマキタの6mmコレットをモノタロウから別途購入しました。

他にも、原点の位置合わせができるTouch Probe、ビット交換時に刃物長を自動で検出するBitSetterなどを同時購入して2,146ドル+送料が260.6ドルでした。後日fedexから約2万円の関税の請求書が届き、すべて合わせて約30万円。それでも日本国内で販売されているKitMill MOC900Roland MDX-50と比べると手が届きやすい価格です。

注文から到着までは10日間くらいで、意外と早く届きましたが肝心のトリマーが入っておらずメール連絡して後から送ってもらいました。

次回、組み立て編に続きます。