アコースティックギター表板の3つ振動モード
アコースティックギター表板の3つ振動モード。
- Monopole モノポール
- Long Dipoleロングダイポール
- Cross Dipole クロスダイポール
1.Monopole モノポール。
モノポールは下の画像のようにブリッジ付近を中心に表板が上下動する振動モード。周波数は180Hz前後。
2.Long Dipoleロングダイポール
ブリッジを中心にサウンドホール側とボディエンド側がシーソーのように振動するモード。周波数は300Hz前後。
ロングダイポール
3.Cross Dipole クロスダイポール
ボディのセンターラインを中心に1弦側と6弦側がシーソーのように振動するモード。周波数は400Hz前後。
クロスダイポール
もちろんこの他にも振動モードがたくさんありますがこの3つのモードをうまくコントロールすることが音作りに重要かなと思っています。
※このシミュレーションはFreeCADで3Dデータを制作したものをLISAというソフトで解析しています。
標準的なXブレーシング+トーンバー2本、ブリッジ貼り付け済みのVJ-45モデルの表板を外周で固定して動かない状態での解析です。実際のアコースティックギターではボディ内の空気、裏板、横板などいろいろな要素が相互に影響しあっていると思われます。 また3Dデータ制作、解析パラメータの設定等もよく理解していない部分があるのであくまでも目安程度に考えてください。